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【8月のピックアップアカデミー】あわあわラバランプ
あわあわラバランプを作りました!……ってなんだそれ?
今回はあわあわラバランプを作ってみました。
だけど、そもそもラバランプってなんだろう?
ラバランプとは、溶岩を彷彿とさせるランプのことです。
下に溜まっている色のついた液体が、上っては降りて…を繰り返します。
みんなラバランプに興味深々!
どうしてこんな動き方をするのか?そこには科学的な、ある力が関係しています!
ラバランプを作る際に大事なある力とは、「分子間力」!
分子と分子が引き合う力のことを分子間力と呼んでいます。
全ての元になっている分子ですが、分子にはいろんな種類があり、ものによって引き合う力が違います。お酢や水は、油と比べると分子間力が強くなっています。分子間力の強さが近いと混ざりますが、そうではない場合は混ざることができません。
身近なものだと、ドレッシングが分離しているのも分子間力の違いによるものですね!
実際に作ってみよう!
ラバランプを実際に作ってみよう!
必要なものはお酢、油、重曹、食紅、透明なコップ
色を付けたお酢と油を注ぎます。
しっかり分離していれば準備はOK! 重曹を入れてみましょう。
重曹が沈み、お酢と混ざるとあら不思議!泡と一緒にお酢が上っていき、時間がたつとまた沈んでいきます。
これは分子間力とは別の力「中和反応」が関係しています。
アルカリ性の重曹と酸性のお酢が混ざることで、二酸化炭素の泡が発生しています。
以前作成したバスボムも同じ仕組みですね!
完成したラバランプを見て、みんな目を輝かせていました。
今回実験で使用した油は、そのまま水道に流すと環境によくありません。
捨てる場合は油凝固剤などで固めるか、新聞紙を敷き詰めた牛乳パックにいれ、燃えるゴミの日に出すようにしましょう。
正しく処理するまでが実験です!
今回のまなび
今回はあわあわラバランプを作成、仕組みについて勉強しました。
ポイントは「分子間力」と「中和反応」の2つ!
混ざらない理由と、泡立つ力の謎を解明できました!
また紹介していきますので、おたのしみに~!